2011年9月25日日曜日

日本をとりまく世界情勢


■ロシア
2012年3月の大統領選にプーチン(現首相)がメドベージェフ(現大統領)と入れ替わり立候補する。(日経20110925)1期6年間を2期在職できるため、2024まで影響力を行使することとなる。日本企業の多くは、ロシアに進出しており、日本との経済協力関係や、北方領土問題などにどのような動き方をするか注目することになる。

プーチン氏は、柔道を愛するなど、日本文化にも精通する面もあり、文化的交流を行うべきではないか。

ロシアは、一時北方領土の共同開発を提案したことがあり、その提案に乗るべきではないだろうか。北方領土はロシアが実効支配しており、日本の行政・産業が進出すれば前進なのである。
その際に、ロシア政府の北方領土使用について、日本国法における位置づけをする必要があると思うが。

■中国
中国は日本の領土である尖閣諸島の領有権を主張している。それは、ロシアの北方領土政策と同じである。日本は、文化経済の協力は行っても、領土問題については、毅然たる対応をするべきである。日本政府は領土問題は存在しないと主張しているが。他国から領土であると主張されている問題である。

産経20110922


日経20110925

一方で、
16日に中国・北京で初の海外公演を行う人気グループは、国賓を迎える格式の高い部屋。会見後には中国政界の重鎮で元国務委員の唐家セン氏(73)とも会談するなど、国賓級の扱いを受けた。中国外務省の姜瑜副報道局長が「中日両国の国民感情を改善するよう期待する」と異例の発言。“SMAP外交”への中日両国の熱い期待が感じられる訪中となった。
唐氏は、「公演は中日文化交流史の中で重要な意義がある。成功を確信している」と激励。「訪中公演を心から歓迎する」との温家宝首相のメッセージも直接、伝えられた。


また、上海でジャパンウィークが開幕した。
メンバーは今回、「東日本大震災への中国からの支援に対する感謝の気持ちをアイドルとして形にして恩返しをしたい」と報酬なしでコンサートを行った。


人民日報日本語版20110916 

日経20110924


国家間の交流の潤滑油として、民間アイドルに期待が投げかけられている。
国家の都合はかたくななメンツであり、国民の憧れや希望がそれらを融和することを願っているのだ。

■東南アジア
ベトナムは通貨安による輸入物資の価格上昇によるインフレ・貿易赤字に陥っているとのこと。通貨切り下げにより、輸出が増えると思ったら、海外物資が高騰してしまった。
一方のタイは31代首相のタクシン・チナワットの妹のインラック・チナワットが第36代首相として在任中である。日経20110924によると、タイは内需拡大策に着手とのこと。国民の収入を増やし、生活水準を一段と高め、国力を強く使用とする政策に舵を切った。
タイのこれからの発展を見守っていきたい。


          日経20110919                                                    日経20110924


■欧州連合:EU
欧州連合は現在27ヶ国である。そのうちの一国ギリシャが離脱したからと言って、大きな問題ではない。その問題が、イタリア・スペイン・ポルトガルに飛び火し、連合が維持できなくなることが問題なのである。もはやどの国も、ギリシャが破綻なしに立ち直るとは信じていない。むしろ離脱して、ユーロが健全になった方が良い。
「日本と産業構造に多くの共通点を持つドイツは、南欧など問題国を抱える弱いユーロのおかげで、日本やスイスのように通貨高に苦しまずに済んでいる。」(河野龍太郎氏 週間エコノミスト20110927p33)


20110927号 週間エコノミスト p33

とある。たしかにそうだろうと思う。しかし、ドイツ国民のうちそれを十分に理解している割合は少ないだろう。よって9月29日のドイツ議会による欧州金融安定基金(EFSF)の拡充案は中途半端なものとなるだろう。ギリシャデフォルトの株価折込が始まり、10月中旬から下旬にギリシャ破綻・・・事後処理で年内は混乱するだろう。

第一次世界大戦終了後のパリ講和会議で、1320億マルクの賠償金をドイツが支払うこととなった。その後ドイツ政府は高額紙幣を大量に発行し、貨幣価値が対戦前の一兆分の一になった。
ギリシャも同様のことを行うだろう。ユーロ離脱→ユーロをドラクマに切り替え→超インフレ→債権者へのドラクマでの額面での支払。世界遺産運営に外資を導入し、公務員を出向させ、外貨収入を得る。
結局破綻する人にお金を貸した人に責任は戻ってくるのである。

■米国
2012年11月には大統領選挙が行われる。
パレスチナ国家承認申請の国連への提出問題、米国が拒否権を発動するかどうか、それに伴うユダヤ票の流れにどう配慮するか。
共和党はペリー(テキサス州知事)が有力とのこと。米国の景気低迷により、国際平和への貢献が下がり、その分だけ、当事者の自己解決能力が必要になってくる。

日経20110924


■日本
野田政権が安定政権となるか。外構問題も安定政権でなければ、相手にされないであろう。
それには、民主党が与党としての自覚を持った政党に生まれ変わらなければならない。
野党も落ち着いて、世界の中の日本のあるべき方向を見据え、前向きな議論を行うべきだ。

■国家とはいかなるものであるべきか。

最小限、下記義務がある。

自国民を守り(外交 国防)、発展させ(経済 教育)、国民に安定と安心(社会福祉)を与えること。
加えて、国際関係が平和になるように諸外国に働きかけること(国際社会における一国家としての義務)。

政治家のメンツや、一企業に肩入れした偏った政策であってはならない。

■東北の震災復興の具体的プランが見えない。

震災復興税を審議中である。
税金は投入しなければならないだろう。だが、国民を説得するには、夢のある具体的なプランが必要なのではないか。

六本木の森美術館では、メタボリズム展が開催されている。
黒川紀章の農村都市計画など、今見ても色あせない。
1960~のメタボリズム当時のPassion Of Development を取り戻さなければならない。

日経20110924


2011年9月24日土曜日

受発注データベースソフト-04


■TradingData
今回は、発注書作成および、TradingDataの概念について説明する。
ダウンロードはOFFICE-KATSUYAMAで検索してください。

①発注書作成の要点を説明する。

  • 発注書は複数(最大5件)の取引レコードから情報を転記して、作成するようにしている。
  • 発注により、支払が発生するため、INDEXシートでの記載はマイナス表示となる。
  • 発注書は、掲載取引の仕入先が同一となるように自動でチェックされる。
  • 発注書を作成する場合は、仕入を伴う取引のみである。(産直・仕入・卸売のみであり、出庫・出卸・処分取引は発注書に記載できない)
  • お届先と送り主情報を仕入先に連絡し、産地直送注文に対応できるようにする。
  • 端数調整のため、最終調整金額を入力できる。
発注INDEXシート

  • 納品確認後、仕入先金融口座に振込を行った時点で、振込情報を記録することをお勧めする。そうすれば、会計年度内の仕入金額累計、支払金額累計が表示され、未払金額の有無を確認できる。また、顧客リストにおいて、仕入先毎の未払金額の有無を確認できる。
発注書サンプル

  • 出力された発注書は、折りたたんで窓付き封筒に入れれば、宛先記入労力軽減につながる。

窓付き封筒の活用


②TradingData概念

TradingData概念


  • TradingDataは、顧客・品目・取引・発注・請求・見積データで構成される。
  • 取引デーは、顧客(発注者・お届先・送り主)および、品目のデータを基に作られる。(取引は一つの品目について記述する。)
  • 発注書は5つまでの取引を基に作られる。
  • 請求書は5つまでの取引を基に作られる。
  • 見積書は顧客および、品目を基に作られる。
  • 複数のデータリストを組み合わせて、会計年度内の帳票が作られていく。

2011年9月23日金曜日

父(勝山一義)のこと

今年、父母は金婚式を迎える。仲良く50年健康に過ごしてきているのであるからめでたく、幸いなことだ。私が暮に49才になるのだから、それだけの時間私にかかわりを持ってきてくれたのだ。

父は、新潟県中頚城郡清里村(現上越市)大字上深沢の生まれである。祖父(勝山一実)は、理科を教える教師であったと聞く。父は、高校進学の際学区を離れて、高田高校に進学することもできたのであるが、反骨精神から、地元の有恒高校に入学した。有恒高校は増村朴斎により創立された学校であり、大学卒業後、母校で教鞭をとることとなった。父は増村朴斎の影響を強く受けたようである。家の床の間には増村朴斎の銅像がある。
中学高校と、バスケットボール部で活躍していたという。また、スタンダールなどを読む読書少年であったという。バスケットばかりしていて、勉強に集中していなかった父を高等学校の担任の先生が、バスケットボール顧問の先生のいる前で、父のことを叱ったそうである。父はバスケットボール部を辞め、受験勉強に専念し、早稲田大学に合格した。何のために勉強をしなければならないかということについてもいろいろと悩んだということだが、つらいときには、それをしなければならない理由を考えるものであるとのこと。

早稲田大学では、東洋史を学びながらグリークラブでコーラスにもいそしんでいた。ボニージャックスのメンバーともそこで知り合っている。

有恒高校は、新潟県立の高等学校として再編されることとなるが、私が小学校低学年のころはまだ、父はまだ、有恒高校に勤務していたと記憶する。有恒高校時代には、生活指導部長をしていて、地元の警察より、交通事故減少への貢献として表彰された。

父は、有恒高校に勤務して、4年後ぐらいに母(古澤幸子)と結婚した。母は、隣村の農家の娘であったが、女性も職業に付くべきという信念から、諏訪の保育短期大学(当時は保育専門学校)に進学し、保母として働いていた。母の若いころの思い出は、自転車に乗っている姿が清々しい印象である。

私は、小学校1年の入学式を迎える直前に、交通事故に会い、半年ほど高田の知命堂病院に入院することになった。まる一日意識が戻らず、父母の心配はさぞかしであったろうと思う。

私の小学校の思い出は、小学校2年生の夏休みに父母に大阪万博に連れて行ってもらったことである。子供にとって衝撃的な印象を受けた。そのとき、妹のひな子は生まれていて、一緒にまわった。そのときの我が家の自動車は初代マツダファミリアである。万博見学最終日、大変な人出のなか、父は、母と私と妹を万博の入口に残したまま、一人で当日見学予定のソ連館などを回ってきた。半日待たされた。迷子になったのである。

夏休みには、妙高・火打に父と上った。山頂には雪渓がのこっており、雷鳥が鳴き、雨が下から吹き上げていた。私が中学2年生のとき、父は、内地留学で、当時の東京教育大学(茗荷谷)にいった。私は、夏休み東京で合流し、SONYの英語レッスンに参加したりしていた。

母は、保母として勤務している間に、お茶の師範としての免許を取り、現在は、高田と、糸魚川で計40人を教えている。退職後のたくわえになったのである。

私は、父母の退職金で買った東京のマンションに住まわせてもらっている。私はずっとすねっかじりだ。

父は、有恒高校12年間勤務の後、糸魚川商工、安塚高校大島分校、長岡大手高校、柏崎常盤高校を勤務し、県教育委員会勤務後、糸魚川高校校長、新潟商業高校校長として勤め60歳の定年を迎えた。糸魚川時代が長く、糸魚川高校校長時代に、空き農家を買い取り、退職後に、地域の寺子屋「ホコ自習館」を始めた。

ホコ自習館では、子供たちを見る傍ら、絵を書いたり、地元の人と文化イベントをしたり、地元のコーラスクラブに参加したり、家庭菜園をしたりと多忙な日々を送っている。

その後、父は直江津の五智(親鸞聖人上陸の地)に「ギャラリー潮騒」という「ホコ自習館」の別館を建築した。五智海岸に夕日を臨むロケーションの良い場所である。設計は、工事会社の関連事務所が行うことになっていたが、私も協力させてもらった。日本海に突き出すデッキ(後から私が自分で追加施工した)と吹き抜けのある、片流れの屋根の一軒家である。私も夏休みなどに利用させてもらっている。

ギャラリー潮騒(ホコ自習館 居多ヶ浜 館)
親鸞聖人が越後に流罪になった際の上陸の地 

ギャラリー内部

父母(ギャラリーの前で)
2002年8月 開館当時


ホコ自習館の館長として地域の子供たちの勉強を見ているときに、上越の私学「関根学園高校」より、校長として勤務する要請を受け、5年間そこで勤務した。勤務している間に校風も良くなった。父は校長として勤務しているとき、朝正門の前に立ち、登校する生徒一人ひとりに「おはようございます。」と声掛けを行った。始めのうちは、生徒の反応がなかったが、次第に生徒からも挨拶が返ってくるようになった。父は、五つの「あいさつ・ごみ・やさしさ・本分・よくなるように考える」という学校理念を作った。


建学の精神
(岳人は父の雅号、私の長女のために書す)

母校の有恒高校の創設者は増村朴斎であり、その建学の精神に影響を受けてきた。父は、その影響で関根学園の建学の精神は何かと考えてきて、学校理念(自分では、「建学の精神」と言っている)を作ったのである。上越の私学としては珍しく、東大に進学する生徒も輩出した。

関根学年勤務は4年間の予定であったが、請われてもう一年間勤務することになった。5年目の4月2日にふと、関根学園の創設者「関根萬司」の写真を見ていて、ふと、この人が夏目漱石の小説『坊っちゃん』のモデルではないかと閃いた。学校創設者への関心も高く、関根萬司が東京物理学校卒ということも知っていた。また、父は、大学一年の時の課題で、『坊っちゃん』についてレポートを提出したことがあり、その時に、大学図書館で読んだ参考書には、モデルが関根萬司であることが書いてあった記憶があるという。その書籍を探しに早稲田大学図書館を再び訪れたが発見できていない。

そして、そのモデル説を検証するために、図書館や、萬司の足跡を当たる旅に出た。その結果現在までに、2つの書籍を書いたことは、以前の投稿で記したとおりである。

2つの書籍まででは、『坊っちゃん』の主要な登場人物のうち山嵐のモデルが分からなかったが、その後の研究でわかってきたとのことである。小説に出でくる事件は、宮城県角田高校での騒動を漱石が弟子から報告を受けて、小説にしたということであるが、父は、モデル説について、新潟市や角田市でも講演を行う機会を得た。



2011年9月20日火曜日

小説『坊っちゃん』誕生秘話-02


漱石小説『坊っちゃん』二人の新潟県人モデル説要旨

今回の東日本大震災に際し、被害に会われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

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父、勝山一義は、漱石小説『坊っちゃん』新潟県人モデルを唱え、2書籍『小説『坊っちゃん』のモデル関根萬司』(ホコ自習館)  『小説『坊っちゃん』誕生秘話』(文芸社)を世に問うている。
その要旨をここで紹介する。

『坊っちゃん』のモデル説以下のように、関根萬司と堀川三四郎の二人の新潟県人としている。

  • 物理学校を卒業するまでの「おれ」=関根萬司
  • 松山に着いた「おれ」が「赤シャツ」と「山嵐」の対立の間で揺れ動く描写は、堀川三四郎が宮城県の角田の中学校の紛争で経験したこと。



夏目漱石の教え子である堀川三四郎 (新潟市沼垂生まれで独仏文書籍も読む英語教師)は、宮城県の角田中学校での「騒動」(M36.3~M37.1)を漱石に伝えた。

「騒動」の内容は、『角田高等学校八十年史』で紹介されている。それは、当時の角田中学校での試験問題漏えい問題に発した問題が、初代校長佐藤亀世の降格異動・これに関連し、10名近い職員が転出したことである。実際は試験問題漏えいはなく、成績不良の生徒を卒業させたことに、問題がすり替えられていった。
関根萬司は、当時数学教師であり、彼が槍玉に上がり辞職せざるを得なくなった。
校長等の処分に導いたのは、県視学官野田藤間であろう。

この「騒動」を堀川三四郎から聞いて舞台を松山に移して小説に描いたのが、漱石の『坊っちゃん』である。

堀川三四郎が角田中学校に着任したのは、「騒動」の後(M37.1)であった。
三四郎は中学校で不正義がまかり通っていることに対して、憤りを感じていたのである。
三四郎も角田中学校を1年2か月で去ることになる。その際漱石との間で書簡のやり取りがあったことは、岩波の漱石全集に掲載されている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
堀川三四郎は新潟市沼垂生まれ。
妻アヤコは角田藩最後の藩主で初代角田町長石川邦光の五女である(M38.1.17婚姻届提出)。『石川家一千年史』によると、石川家は清和源氏多田満仲の今日まで続く正統の子孫である。
漱石は当然この結婚も、報告を受けて承知していただろう。だから松山の中学校で中学生にからかわれて、心の中で「おれは江戸っ子で、元は旗本だ。旗本の元は清和源氏で、多田満仲の後裔だ。」と啖呵を切る場面を作ったのだと思う。
松山の下宿先「イカ銀」は、新潟県直江津駅前の「イカ権」(現ホテルセンチュリーイカヤ)からとったのであろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
父は平成16年(2004年)4月2日、校長室に掲げられている関根萬司先生の写真を見ていて先生が『坊っちゃん』のモデルではないかと閃いた。
漱石が九段下の二松学舎に入学したのは、明治14年(14歳)で関根萬司の1年後輩であった。その後萬司は、教職を行いながら、東京物理学校で学んだ。漱石は、東大で英文学を学び、ロンドンへ留学した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
父の仮説を紹介する。
仮説1 夏目金之助は、堀川三四郎が角田の中学校に赴任する時から辞任した後まで世話をしていた。
仮説2 松山に着いた「おれ」が「赤シャツ」と「山嵐」の対立の間で揺れ動く描写は、堀川三四郎が角田の中学校の紛争で経験したこと。
仮説3 婆や「清」は佐藤亀世からの創出
仮説4 画学の吉川先生は視学官野田藤間
仮説5 マドンナは石川絢(三四郎夫人)
仮説6 「うらなり」のモデルも三四郎
仮説7 日向(ひゅうが)の延岡は津軽の木造町日向(ひなた)
仮説8 物理学校を卒業するまでの「おれ」=松山へ赴任した「おれ」の前任者(関根萬司)
仮説9 笹飴といか銀は直江津駅前の話
仮説10 『坊っちゃん』という題名は関根萬司のニックネームから
仮説11 小説『坊っちゃん』はシェイクスピア喜劇に通ずる
仮説12 「赤シャツ」と「野だ」をやっつけるのは仇討の場面
仮説13 「赤シャツ」のモデルは佐藤亀世校長の後任櫻田廣利校長
仮説14 日露戦争祝勝式典と夜の祝祭の記述は、漱石の日本の進む道に対する憂慮
仮説15 主人公「おれ」の幼少期の姿は、漱石自身の子供時代の投影
詳細は書籍に当たってほしい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以下に漱石孫 松岡陽子マクレインさんからのご感想・ご指摘をいただいているので掲載する。

父は、平成20年(2008)5月14日、新潟県長岡市のリリックホールで松岡氏と話をするとことができた。


【株価結果と予想】
《結果》


日経平均    8750(+82)        →8864△
NYダウ    11200(-233)     →11401△
三菱ケミ        535(+5)            →553○
NPC       800(+51)         →821○
みずほ          114(+1)          →115○
NTTUD     56500(+1500)     →56500◎
円/ドル     77                   →76.58



《予想》

日経平均    86500(-200)        →
NYダウ    11300(-100)     →
三菱ケミ        545(-8)            →
NPC       750(-70)         →
みずほ          112(-3)          →
NTTUD     54500(-2000)     →
円/ドル     77                   →


2011年9月16日金曜日

受発注データベースソフト03


■TradingData
今回は、1件の取引リストの作成方法を説明する。
取引リストは、

  • 取引種別
  • 顧客情報(発注者 お届先 送り主)
  • 品目(品目名 仕入単価 仕入先)
  • 数量金額(販売数量 単価 金額 調整金額)

を入力する必要がある。
入力と同時に消費税、仕入原価、売上高、原価率が計算される。

●全体の構成イメージ(一件の取引リスト作成まで)

  [品目INDEX]  [顧客INDEX]
↓     ↓
[取引INDEX] + [数量] [送料] [調整]

[消費税] [原価] [売上高] [利益] の自動計算



●顧客情報は、顧客INDEXシートのアクティブな品目が、≫ボタンで転記される。

  • 発注者・・・・代金を頂戴する契約先
  • お届先・・・・宅配便の送り先を記載(発注者であることも多い)
  • 送り主・・・・発注者が別名義の送り主を指定することもある。


●品目情報は、品目INDEXシートのアクティブな顧客が、≫ボタンで転記される。

※≪ボタンで、各INDEXシートの情報にジャンプするので、そこで情報編集も可能。

●[Enter]ボタンを押すと発行され、[発注書] [納品請求書]への記載が可能になる。

「発行」後は、契約に係る重要情報の変更はできなくなる。
「発行」前の情報は、下書きと一緒で、交渉中のデータも残していくことができる。

2011年9月15日木曜日

小説『坊ちゃん』誕生秘話-01


 父、勝山一義は夏目漱石の小説『坊ちゃん』のモデルを新潟県人とする説を書籍で発表しているので、それを紹介する。父は、新潟県の高等学校の教師として勤務してきたが、退職後、私学「関根学園」の校長として勤務した。勤務の最後の1年において、に創立者である「関根萬司」が坊ちゃんのモデルであると、ひらめいた。

 関根萬司は、東京物理学校の卒業で、実直な性格であったこと、二松学舎において、漱石と出会った可能性があることがひらめきの根拠である。



詳しくは別の回で紹介する。



2011年9月14日水曜日

日本外交危機


ロシアの北方領土への接近は、日本の主権をふみにじっている。
・ロシア爆撃機が日本を周回        2011.9.10(日経)
・北方領土近海で対潜訓練         2011.9.13 01:30(産経新聞ニュース) 
 ロシア海・空軍が北海道周辺で挑発を繰り返している問題で、10日にロシア軍のIL38哨戒機が10回にわたり日本領空に接近し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)による対処を迫られていたことが12日、分かった。
・川端氏ロシア要人の北方領土訪問を批判  2011.9.13 11:13(産経新聞ニュース)
露外務省は13日、「南クリール諸島(日本の北方四島)はロシア領」であり、高官の訪問は「国内問題だ」とする声明を発表した。日本外務省が先に抗議を申し入れたことについて声明は「日本の神経質な反応には驚いている」としている。
・北方領土訪問はロシア国内問題      2011.9.13 23:10(産経新聞ニュース)
 同時に「北方領土返還というわが国の揺るぎない方針の下で、国民にこういう意識をしっかり持っていただくことが大事だ」と述べた。




 ロシアは、日本の震災・政治の混乱、後ろ盾の米軍との現政権の不仲、米経済問題をみて、いまが、北方領土に堂々と拠点を据えるチャンスとみているのだ。
また、これらの挑発による日本の動き方をみて、今後の戦略を練ろうとしているのである。



また、
・中露したたか崩壊後視野                  20110910(日経)
 では、中国が北朝鮮のラソン港を共同開発しているのは、北朝鮮崩壊後の日本海に面する港の権利を主張するため。また、ロシアの天然ガスパイプラインを北朝鮮を経由しての敷設は、東アジアへのエネルギー供給による影響力拡大のため。としている。




 そのような中で、
・米大統領機管制官が情報漏えい      20110911(日経)
 というニュースである。日本は平和ボケしているといわれても仕方がないだろう。


 政治は、些末な問題で足の引っ張り合いをしている場合ではない。


2011年9月13日火曜日

受発注データベースソフト02 品目リストの使い方


■TradingData
今日は品目リストの使い方を紹介する。
見積もりをするにも、取引契約を行うにも、個々の品目の基準情報が整理されていなければならない。

  • 仕入 仕入先 仕入単価 送料
  • 小売り 上代単価
  • 卸売り 卸売り単価

最低これらの情報が必要である。
TradingDataでは、さらに、原価率の自動計算、品目毎の売上成績を表示するとともに、
全品目を通した現会計年度中の総売り上げ・総利益を計算できるようにしている。


TradingDataの約束事として、
支払となる金額はマイナスとして表示し、収入となる金額はプラスで表示するようにしている。
したがって、仕入の金額はマイナス数値で登録することになる。

また、「発行」という概念を取り入れた。データは「発行」して初めて、見積もり、受発注データに転記できるようになる。
「発行」という概念により、「未発行」の価格情報が、受発注書類に転記されることを防いでいる。
また「発行済」のレコードは、金額にまつわる重要データ(TextBoxでは、黄色で塗られている)を編集できなくなるようにした。「発行済」のデータも[日付]をクリックすることで、「未発行」とすることができる。
発行済INDEXシートには、印影が表示される。印影は移動可能なので、印刷される帳票面に移動することも可能である。

仕入先もまた、顧客である。仕入先の登録は、登録された顧客から、転記することで入力される。生産者も顧客データで一元化される。

このシートの下半分には、商品カタログが表示される仕組みだが、別の回で改めて紹介する。

■ギリシャ問題
20110912(ギリシャに残された道は?)で、ユーロ離脱ドラクマ通貨の復活を記述した。
ニュースでは、ドイツ財務省は、同様のことを想定しており、すでに準備を始めたしている。
ギリシャの秩序ある破綻は想定の内とのことだ。

2011年9月12日月曜日

ギリシャに残された道は?


先のブログ『ユーロ圏再生』でも述べたが、ギリシャは実質的に債務不履行に陥っていると考えるべきだ。
つまりは、財政は破たんしているということ。

『ユーロ再生策深まる溝』(日経20110910)では、各国の方策案として、

  1. 破たん危機を迎えた国をEU管理下に置くか、
  2. ユーロから離脱させるという道。
  3. 財政破たん国家への補助金停止
  4. 強制的に財政再建させる。
  5. 欧州金融安定基金から、ギリシャに出資させる。

を報告している。
3.は2.とおなじ、4.は1.と同じである。いずれも先日のブログ『ユーロ圏再生について』で提案した案。
5.はユーロ全体の金融保険としての考え方である。
これは、効果を発揮するかもしれないが、ギリシャにそんな楽な思いをさせて、良いのかという批判が集まるだろう。
また、保険があるという甘えにより、イタリア・スペインへと破たんが連鎖する可能性もある。

・ギリシャの選択できる方策
2.のユーロ離脱ではないだろうか。
ギリシャが破たんする寸前に、ギリシャは法律を改正し、ユーロをすべて、自国通貨ドラクマにに切り替え、ユーロ建ての国債をすべて、ドラクマと交換するのである。
当然ギリシャ内でのユーロ取引は禁止。
ドラクマは同時に暴落し、ギリシャ国内は空前のインフレとなる。しかし、国債残高は、無価値となり、余裕で借金を返せるというわけだ。
ただし、貸し手は、紙屑同然のドラクマをつかまされることとなる。
裕福なギリシャ国民や政治家は、資産をユーロのままとし、ドラクマ暴落後に両替するか、国外逃亡するかするだろう。
また、それだけではすまず、公務員への給与支払いを維持する必要がある。
その方法の一つとしては、パルテノン神殿など、世界遺産級観光資源をディズニーなどのテーマパーク運営会社に期限付きでリースするのではないか。
通貨暴落により、物価割安により、観光客が増え、外貨収入が増える。

さすれば、世界経済への影響はあるにせよ、ギリシャは再生できるだろう。

・日本は今のうちに方向転換するべきである。
日本は、ギリシャ問題を教訓として真摯に受け止めるべきだ。債務/GDPでは、ギリシャよりも悪い状態なのである。
IMFが提言するように、世界からの信任があるうちに、増税をするべきなのだ。『デフレ下でも増税を IMF提言』(日経20110910)
また、公務員への人件費を上場優良企業を標準とするのではなく、経済実態同レベル(負債が営業利益の2倍程度)の企業の職員給与に標準を合わせるべきだ。
そうして、日本の国債残高を減らさなければならない。

IMFは日本が破たんした場合の国債社会が受ける影響、を懸念してアドバイスしているのである。

2011年9月11日日曜日

日本のアジア戦略


■中国の成長による対応の変化
『中国経済軟着陸に不安』(日経20110910)と題する記事がある。
そのなかでは言及されていないが、構図は以下のようになるのではないか。
  中国の問題:インフレ(輸出力を温存するために、元の上昇を政府が抑え込むことによる。)
  →購買力の低下、生産コストの増大、輸入コストの増大。
   (自国通貨の政治的操作は、国内経済にしわ寄せを与えるのである。)

また、「日本国内工場の生産革新と中国人件費高騰で日中のコスト差は縮まりつつあり、各社(富士通・ソニー)は高品質の「日本製」で振興国市場を開拓する。」『パソコン生産国内回帰』(日経20110909)とある。
先のブログ『日本の本業は?』で書いたように、「日本ブランド」を売り込むことをテーマにしているようだ。

■東南アジアに軸足を転換
一方で、人件費高騰がまだ始まっていない東南アジアの国々へは、生産拠点を移す動きが続いている。
『マツダ小型車ベトナム生産』(日経20110909)中長期で成長を期待できるベトナムでの現地生産でコスト競争力を高める。・・・日本などから主要部品を輸出し、現地で組み立てるノックダウン方式を採用する。
また、『パナソニックベトナムに2工場』(日経20110909)では、パナソニックは三洋電機の白物家電事業を中国ハイアールに売却して、(中国と距離を置いても)、成長性・人件費に魅力のあるベトナムに生産拠点(開発から生産まで一貫体制を敷き事業の現地化を進める。中国での販売はハイアールに譲り、東南アジアで稼ぐという戦略だ。また、インドに天井扇新工場により、年間1750万台の市場の現地生産を拡充し、年100万台の生産を行うとしている。(日経20110910)
『アジアで7割超稼ぐ』(日経20110910)には「2011年4月~6月期に日本企業がアジア・オセアニアで稼いだ営業利益は全体の7割超え・・・中国や東南アジアでは中間所得層が増え、購買力が向上。・・・アジア市場の開拓は日本企業の成長に不可欠で、今後は小売業や食品関連でもアジア市場が加速する。」とある。




■規制による生産の制約を受ける企業
『ツガミ国内生産を新潟に集約』(日経20110909)にあるように、海外生産の国際的な規制を受ける精密加工機械は、国内拠点の集約化によって対抗している。

『トヨタ中国重視鮮明に』(日経20110904)では、中国政府はレアアースの生産調整・輸出規制を行っているため、「ノウハウの詰まった機関部品は日本でつくるという従来路線を転換する」とある。
規制により事実上生産ができなくなるのであれば、規制を逃れる生産体制を組まざるをえないということである。




■中国の日本取込戦略
中国としては、トヨタが基幹部品を国内で生産することは、歓迎であろう。ハイテク部品の自国生産、さらに輸出により、国内での収入が得られるばかりでなく、国内販売単価の抑制(インフレ抑制)さらに、長い目で見た先端技術の国内他企業への浸透である。
『中国系ファンド日本企業の大株主に』(日経20110910)中国の政府系ファンドとみられる投資家が日本株を買い増している。・・・・日本株を売り越しているのは欧米投資家で、中国などアジアマネーの流入はつづいている。」とある。東南アジアの政府系ファンドは、日本企業への影響力を増し、自国への利益誘導さらには、自国の企業へと取り込もうとしているのではあるまいか




2011年9月9日金曜日

日本の本業は?


私の年代の人は小学校で、日本は加工貿易で海外に強みを発揮していると印象付けられてきたと思う。
そのころは、円がドルに対して360円/ドルレート(現在の5倍程度)と、安かったため、工業製品の価格競争力が強かったのである。現在の中国のような状態であったのかもしれない。現在では、日本で製造していては製品コストが高くなり、生産効率を高めても、アジアでの工業製品に太刀打ちできないのである。


『有機EL大型化競う』(日経新聞20110907)との記事がある。また、『下水ごみ流出防ぐ特許使用 都、米社に許諾』(日経新聞20110908)では、「販売価格の5%を都などに技術使用料として支払う。・・・海外との同技術の使用許諾では、昨年、ドイツと韓国の企業と締結している。」とある。


このように、他国が持たない技術を開発し、技術を売るといった取り組みがこれからの日本を牽引すると考える。

ただ、インドなどのように、数学的センスの高い国は、知的生産の面でも先進国を追い上げようとしている。(インフォシスのように頭脳集団として世界展開しているインド企業もある。)
とてもではないが、日本はうかうかしていられない。
『電子部品でもサムスン攻勢』(日経新聞20110827)の記事では、先端技術を持つ技術者が流出していると次のように報告している。「サムスンの先端開発を後押ししたのは、実は海を渡った日本人技術者だ。・・・・先端技術の流出を防ぐ方策や、開発・生産体制を含め戦略の再点検が必要になりそうだ。」


日本のこれからの本業は、「日本ブランド」を売るシンクタンクでではないだろうか。それには、次の取り組みが必要であろう。
  • 技術者の地位待遇の向上
  • 先端技術開発
  • 世界を視野に入れた顧客開発


2011年9月8日木曜日

高齢者の粗食は貧血をもたらす。


『高齢者の貧血注意』(日経20110904)という記事がある。

「高齢者に多い野菜と炭水化物中心の粗食信奉は栄養不足の原因となり、老化をはやめる。・・・高齢者は豆腐などあっさりした食事を好みがちだが、タンパク質は肉や魚といった動物性食品からとってほしい。・・・動物性はヘム鉄という吸収しやすい形の鉄分が含まれており、少量でも効果が期待できるからだ。」とのこと。貧血によりさまざまな病気を引き起こすことも報告している。

父母の健康には特に配慮したい。

2011年9月7日水曜日

受発注データペースソフト公開


先日、エクセルVBAを使用したソフトウエアをインターネットサイトに登録した。
受発注書類作成支援ソフトである。
実際に受発注業務を行うユーザーの意見を反映させて数年掛けて作ってきた。
開発環境のエクセルVBAの奥の深さには、感服している。
ようやく、小売り卸売り業一般に適応可能なものになったと思えるので、公開することにした。
ユーザー登録料金は16,000.円である。(10月31日まで割引実施中。)

ユーザーの声を反映し、

  • 受発注業務・顧客管理・品目管理・見積作成までこなし、すべてのデータを保存する。
  • 印刷された帳票は窓付き封筒に入れれば、あて名が窓に表示さる。(あて名書きの省力化)
  • 帳票シートと、データリストのスムーズな移動で、個別把握と全体俯瞰が容易。

等、実際の業務で必要な機能を網羅したつもりである。



顧客入力シート
(顧客の名刺や顔写真を入力パネルに表示できる。)



ドラッカーは「事業の目的として有効な定義はただ一つである。それは、顧客を創造することである」という。
考え方との一つとして、発注者も生産者も自分自身もすべて「顧客」としている。なぜなら、企業の価値を認めるのは、顧客だからなのだ。企業の価値を認めるのは、発注者(購入者)ばかりではない。生産者(卸企業)、それから自企業(自分自身なのだ)
したがって、顧客リストには、自分、生産者も含めた登録をすることとした。

OFFICE-KATSUYAMA で検索し、サンプル版(無料)をダウンロードしてほしい。
サンプル版でほぼすべての機能が確認できる。
これからもユーザーの声を反映し、バージョンアップしていくつもりだ。
ユーザー登録をお待ちする。


2011年9月6日火曜日

ユーロ圏再生について


ユーロ圏再生「共同債」との記事がある。(日経20110903)

現在のギリシャ問題は、

1.ユーロ建ての借金を外貨収入で返済するために、自国の通貨の切り下げを実施したいが、通貨がユーロ圏共通のため、ギリシャの都合で切り下げができない。

  • 切り下げを行えば、自国通貨立ての借金返済が楽になるだけでなく、
  • ギリシャの構成比の高い産業(流通・観光・交通等と、建設業)のうち、特に観光は外貨収入が得られるので、通貨切り下げが可能なら、外貨収入が増える。
  • 観光客も単価が下がれば増加するだろう。


2.ギリシャ国債を買ってもらうためには、リスクに見合う金利が必要なので、ますます国債の利払い負担が増えてしまう。


  •  現在ギリシャ国債利率は、18パーセントであり、100万円分購入すれば、1年後に118万円、5年後に229万円、10年後に523万円と、5倍以上で戻ってくる。リスクも高いが割もよい金融商品といえるだろう。


1.と2.の問題を同時に解決することはできない。どちらかを選ぶしかない。

1.を解決する方法は、ギリシャがユーロから離脱することである。

記事は「共同債」を提案している。これは、後半の2.の問題を解決する手法だ。

「共同債」を実行あるものにするためには、ギリシャの財政へのユーロとしての関与を強めなければならない。
つまり、お金の使い道をユーロ政府が監督指示する必要があるということである。リスクを下げて、金利負担を抑えるための必要な措置である。そうでなけば、ギリシャが参加しているということで、「共同債」の金利上昇となり、問題解決にならないだろう。

ということは、実質的にユーロとしての政治を行う実質的な「国家」が誕生するということだ。
もともと、1通貨-1国家という対応が無ければ、ユーロは機能できなかったのかもしれない。



2011年9月5日月曜日

60歳を「出発点」に計画を


日経20110904(日曜版)に、このブログのテーマに沿った記事があったので、紹介する。
60歳からの人生のための資金計画が50代で必要ということだ。



要点は、下記により、60歳で金融資産3000万円確保できる。

・おおむね50代前半が子供の教育費負担のピーク

・50代後半で年間200万円黒字⇒貯蓄

・60歳退職金 約2000万円

そうすれば、比較的安定した生活ができる。
ただし、病気・介護・結婚資金・リフォーム費用などの出費に気を付ける必要がある。
60歳はゴールではなく、長い老後生活のスタート。
余裕があれば、株式等といった、リスクのある金融商品にも目を向けるべき。


2011年9月2日金曜日

健康について


隠居人生25年とすれば、その間の健康維持は重要な課題だ。

運動は、今毎朝約10km走っている。
約一時間かけて。ほとんどトロトロ走りだ。

毎朝同じ時間に走っていると、日の出時刻の変化で、季節の変化も感じられる。
トロトロ走りであっても1時間走ると、汗を書く。

20分以上の有酸素運動で、内臓脂肪の燃焼が始まるそうなので、メタボ防止への効果はあるだろう。また、内臓関連の持久力が維持されるのではないかと期待している。
脳の活性化にも効果があるそうだ。
思考がフリーになるため、着想や、仕事のチェックが自然に行われる。

日本経済新聞 8月9日に、マウス実験により、ランニングにより、脳を若返らせる効果があることを報告している。

2011年9月1日木曜日

隠居人生の生計の手段


PRESIDENT20110704号によると、60歳の平均余命は男で22.87年、女で28.46年という。60歳を超えた男は83歳、女は89歳まで平均して生きるということだ。サラリーマンの平均的な老齢年金は月額17.6万円とのこと。(これも65歳以上でないともらえない。) PRESIDENT記事によると、手持ち資金1200万円はまずまず普通で、単純計算平均すれば、毎年40万円をそこからつかえるということになる・・・・とある。

それであれば、私見であるが、配当利率5%以上の安全な株を保有した方がメリットがあるのではないだろうか。5%であれば、1200万円の配当は年額60万円となり、大幅な株価低迷が無い限り、元金はそれほど減らない(かもしれない)。現在の株価が底と判断すれば、逆に元金は増えることになる。

1200万円も資金があればよいが、配当利率5%で年間60万円はメリットがある。20万円の差は大きい。
貯蓄を取り崩すよりも、つぶれなさそうな会社の株を買って、配当を期待したほうがよいのでは無いだろうか。

先週みずほFGの株は配当利回り5.26%である。(日経新聞20110827『クローズアップ日経平均株価』より。)
東京電力が倒産すれば日本のメガバンクは影響を受けるだろうが。