2011年10月31日月曜日

景気の波-04


■第3回では、次のように予想した。
月々の変化率について、前年同月比での比較に変更。
前年同月比の頂点で、持ち株を売り、変化率の底で株式を購入することが、運用成績向上につながる。

■確実な運用成績を達成
前年同月比のピークで取引を実施した場合の運用成績をシミュレートしてみた。
結果を以下のグラフに示す。



変化率の頂点で売買を実施した場合の成績
変化率の頂点はグラフで見るよりも細かく現れるので、取引回数も多くなる。


信頼のできる運用成績を達成している。
日経平均の前年同月比が、大きくマイナスを付けているときでも、運用成績は、少しのマイナス。
日経平均の前年同月比がプラスに転じている場合は、それに従い、運用成績もプラスとなる。
ロングスパンの中では、マイナスの局面があるが、総じて、伸び率が高い。

運用比率は0.7とした。運用比率により、局面が変わる。
前年同月比がマイナス局面の時は、取引しないことで、さらに成績が改善されるだろう。

ただ、難点は、今月がピークなのかどうかは、次月末にならないとわからない点である。
このグラフは、全てが過去のデータなので、ピーク判定が可能であった。

2011年10月30日日曜日

受発注データベースソフト-09


今回は、帳簿そのものとなるTradingListについて説明する。

1)まずは、リストのシートから

リストシートは、顧客・品目・取引・発注・請求・見積からなる。
当然ながらTradingDataと同じ構成である。

各シートの操作方法は全く同じである。
その説明を行う。

●リストシートを開くには、TradingDataの各パネルの上方にある[DispList]ボタンを押す。
そうすると、リストシートに移り、TradingDataで表示していたレコードの行にカーソルが移る。

リストシートを開くと、上部に操作メニューが現れる。



左から、

  • 帳票表示:TradingDataのパネルを開き、現在カーソルのあるレコードを表示する。
  • IDでソート:1列目(ID)でソートを行う。
  • カーソル行でソート:カーソルのある行でソートする。住所の県別や、売上順、氏名順など、ソートが可能である。重複データがある場合は、そのデータに着色して、知らせる。
  • 重複データとは、データー名称と、電話番号が等しい場合とした。
  • 不要な行を削除あるいは、情報消去する選択行クリヤ
  • 他データ読込:既にあるデータベースから読み込む場合に使用する。
  • 他ブックにコピー:現在のシートを他ブックにコピーする。データを会計処理したり、加工する場合に使用。

となっている。

ソート
データが多くなってくると、重複して登録することもある。たとえば名称でソートを行えば、重複データがどこにあるかすぐにわかる。重複部分を着色するようになっている。


他データ読込
すでにエクセル等で、住所録データを作ってある場合に利用してほしい。

他データ読込のメニュー画面


読込列の一行目に、すでにあるデータの列を示す記号、数字または、アルファベットを入力することで、指定された項目にデータが読み込まれる。指定していない場合は、同じ列のデータを読み込む。読込を失敗した場合は、[取消]ボタンを押すことで、実行直前のリストに戻すことができる。安心して実行してほしい。



2) 次にToolシート
Toolシートでは、帳簿のパスワードセットと、会計年度替え処理を行う。



パスワードは、出荷時は"0000"となっているが、[SetPassword]をくりっくして、独自のパスワードを設定してほしい。帳簿(TradingList)は個人情報のかたまりである。一度パスワードを設定すれば、パスワードを知らない人がリストを開くことができなくなる。

会計年度は決算月により、企業により異なるであろう。TradingListは会計年度ごとに別ファイルとして保存することを想定している。[会計年度替え]ボタンを押すと、現在のリストを一旦保存し、顧客リストと品目リスト以外のリストをクリヤしたうえで、新しい会計年度の名前で保存を行う。
リストの名称は、TradignList-xxxx.xlsとすることをお勧めする。xxxxの部分には、会計年度を示す文字を入れてください。

3) 保存について
TradingDataは自動保存しない。よって、入力データを保存する場合には、エクセル終了時に、[保存する] を選択してほしい。
保存したくない場合は、[保存しないで終了]を選択する。
保存すると、最終保存日が、Toolシートの上部に、保存日付・登録者(パソコンのUserName)とともに表示される。


以上でTradingDataについて、全て説明した。
11月1日より、価格改定を実施(値下げ)する。2011年12月末日までは、本ブログ読者へは、定価からさらに50%引きで提供するので、ユーザー登録のメールに"Preparations to the third life for me読者より"と記載してほしい。同一社内での追加登録は\1000-で固定である。

新定価:\8,000. (2011年11月1日より)


※ダウンロードはOFFICE-KATSUYAMAで検索

2011年10月29日土曜日

景気の波-03


今までの報告の要旨は以下のとおりである。

■第1回の要旨
  • ロングスパンの株価の動きでよめることは、バブル景気の山だけである。
  • 変化率の頂点を手掛かりに、ショートスパンの変化を読み取ることができる。

■第2回の要旨
  • 直前月との比較では、傾向をつかむことができない。


■今回

  • 月々の変化率について、前年同月比での比較に変更する。


取引のタイミングは、年ではなく、すくなくとも月単位で考えたい。年間の中でも大きく変化するから、最前のタイミングをつかみたいからだ。


日経平均は、様々な要因で変動しているため、毎月の変動を見ていたのでは、傾向がつかめないということであろう。季節変動もあるだろうから。
そこで、月々の変化率について、前年同月比での比較に変更してみた。

日経平均株価と、前年度比変化率との対応
赤で売り、青で買うとしたらどうだろうか


すると、長期間での景気の波というものが現れてきた。この波と、日経平均の傾向は一致しているといえるだろう。

要するに、前年同月比の頂点で、持ち株を売り、変化率の底で株式を購入することで、運用成績を向上させることができるということである。
前年同月比の勾配が世の中でいう、景況感と密接に結び付くのではないか。

つまり、前年同月比の勾配の±が入れ替わるときに、取引を実施するのである。
そのようなことができるだろうか。

今回の要旨

■株価は前年同月比で比較して、変化率をグラフ化すると傾向がはっきりわかる。
■変化率のピークで取引をすることができればよい。

2011年10月28日金曜日

受発注データペースソフト-08


今回は、TradingData Tool パネルの、今まで説明していなかったことを説明する。

■TradingData Tool
このパネルでは、下記設定を行う。

  1. 操作するデータリスト(帳簿となるTradingList)
  2. 出力先プリンター
  3. 消費税率
  4. 振込先
  5. 選択リスト (顧客分類 や 品目の単位・入り姿)


4.5. については、ユーザー登録時に発行されるプロダクトキーが必要になります。
ユーザー登録を促す意味もあるが、不用意な変更を防止する意味もある。

TradingData Toolパネル


1 データリストの設定
本ソフトは、会計年度毎に、帳簿を改めることを想定しており、そのたびにファイルを保存していく。
したがって、帳簿ファイルの名称は、TradingList-xxxx.xls として、xxxx部分に会計年度名を入れるとよいと思う。ここで、データリストを変更することで、前年度等の帳簿を開いて当時の取引を確認することができる。
インプットボックスにカーソルをいれることで、ファイル選択メニューがでてくる。過去の帳簿ファイルであっても、TradingData と同一のフォルダに存在しなければならないので、注意しておいてください。

2 出力先プリンター
Excel 2010から PDF出力機能が備わっている。この機能を活用することで、エクセルから出力PDFファイルを操作し、ショートカットを操作パネルに表示することが可能になった。
ここに☑(チェック)をいれることで、その下で他のプリンタを指定していても、印刷出力先はPDFとなり、PDFショートカットアイコンがパネルに表示され、PDFファイルそのものは、各レコード用のフォルダに保管される。(フォルダーは、パネル右上のフォルダアイコンクリックで開く。)

各プリンターの設定
プリンターの設定は、インプットボックスにカーソルを入れると、使用可能なプリンターがリスト表示されるので、その中から選択する。
帳票印刷は、A4シートの印刷用プリンターを、DM印刷は、はがき・往復はがき印刷用のプリンターを設定する。

3 消費税率
消費税率は、法改正によって、変更されることがあり、新しい税率が施行される日に、この値を変更する。変更後から行う取引には、新しい消費税率が設定される。
変更前に登録した取引には影響は与えない。

4 振込先
振込先は、請求書に表示する 金融機関名、口座番号、口座名義を登録する。
また、会社のロゴマークや、キャッチフレーズ、パネルに表示する印鑑名称を設定。

振込先の設定


5 選択リスト
ここでは、顧客分類、単位・入り姿を設定する。
出荷時には、デフォルトで設定してあるので、そのまま使用してもよい。
顧客分類は大分類までを登録する。お得意様なのか、生産者なのか、配送会社なのか、顧客にとっての顧客(孫) なのか、ユーザーが分類名を設定して登録する。
単位は、個・リットル・件・パック・箱などを記載。入り姿とは、箱 袋 等、パッケージを記入する。

選択リストの設定


以上、TradingDataについて、一通り説明した。

次回に、TradingListの使用方法を説明する。

2011年10月27日木曜日

景気の波-02


前回は、景気の状況を把握するためには、日経平均株価そのものよりも、変化率に目を向けるべきであるということを書いた。「日経平均の小さな波の頂点・底は、変化率からある程度予測できるのではないか。」ということである。
それを詳細に確かめるため、日経平均の直前月からの伸び率と日経平均株価との関係をグラフ化してみた。






どう読めるだろうか。
・・・・・まったく読めない。・・・・・
どうもこの方法では難しそうである。

2011年10月25日火曜日

景気の波-01


景気の波について、数回にわたり検討してみようと思う。

日経新聞20111024に過去の景気回復期について、記事があった。


20111020日経新聞


ネットからデータを取って、グラフにしてみた。


日経平均の波


日経平均株価のグラフからは、バブル期に頂点を付け、その後は小さななみはあるものの全体の傾向としては、だらだらと下がるだけと読み取れる。

日経平均の年終値の前年終値に対する変化率でグラフを作ってみたところ、閃くものがあった。

日経平均の波の頂点・底は、変化率からある程度予測できるのではないか。


日経平均仮説
  • 変化率が頂点を示した時に、日経平均は頂点となる。

  • 変化率が底を示した2年後くらいが、日経平均は底となる。


変化率のグラフを見ていけば、日経平均株価の変化が予測できるということだ。

つまり、Ⅰのタイミングで売り、Ⅱのタイミングで買いを行うことで、好成績の運用ができるのではないかということである。

この仮説に基づき、検討してみたい。

2011年10月23日日曜日

受発注データーベースソフト-07


■顧客管理
営業にとって、顧客開発こそがプロジェクトである。
顧客にさまざまな媒体を使って情報を発信し、受注につなげる努力が企業発展につながる。
今回は、顧客シートの印刷機能について説明する。

顧客パネル

●印刷メニュー
顧客IndexSheet の上部の[Print]ボタンで、印刷メニューを表示する。
印刷メニューからは、

  1. はがき・往復はがき・A4シートの用紙の選択
  2. 印刷範囲の選択
  3. 印刷判別項目の指定とその項目値

を指定して、印刷を行う。
表示レコードを印刷の場合は、[PDF優先出力]がONの場合は、PDFに出力される。
範囲を指定して印刷の場合は、指定プリンターから出力される。
印刷判別項目を指定する理由は、年賀状なのか、DMなのか、チェック印刷なのかを確認するためである。
また、その項目値により、印刷するかしないかを選択することができる。
印刷枚数もチェックできるため、はがき等の準備に利用できる。
プリンターへの用紙セット等のため、印刷一時停止枚数が指定できる。
PDFプリンターから出力した場合には、顧客パネルにショートカットアイコンが登録される。

印刷メニューの説明


●はがき 往復はがき
往信宛先は、顧客データから転記される。
返信裏面の情報は、あらかじめ注文票や出欠票のイメージデータをJPGで作成しておき、登録することができる。

往復はがきの設定方法


●A4シート
時候挨拶文 ・ FAX送信文 ・ ユーザー設定 付 のなかから選択する。
時候挨拶文は、ユーザー設定の時候の挨拶リストから、日付によって、自動挿入する。
また、通信本文は、ユーザー直接入力を行うが、あらかじめユーザー設定した定型文10種類から、内容に応じて貼り付けることにより、業務不負荷の軽減が可能である。


A4シートの設定方法




A4シートの印刷例

■本稿作成にあたり、いくつかの問題点を修正した。
いままで、お使いいただいた方には、申し訳ない。
一番使うと思われる機能に不具合があったことに残念な思いでいっぱいである。
修正バージョンを近くアップロードするのでダウンロードしてほしい。

※ダウンロードはOFFICE-KATSUYAMA で検索。

2011年10月14日金曜日

受発注データベースソフト-06


■TradingData

今回は、品目カタログと見積書作成について説明する。


まずは、見積書。
見積書は、小売店への卸売りを前提とした物であり、卸売り価格の見積もりを行う。
小売り価格での見積もりは行わない。




[≫]ボタンにより品目パネルで現在表示されている品目を転記する。
品目レコードが発行されていなければ、転記できない。

表の中で、各品目について、単品調整価格と、見積もり単品数量を入力する。


[≪]ボタンで、品目パネルに戻り表示する。


見積書には、品目カタログで使用した、一つ目のイメージと品目説明が転記される。


品目カタログ       見積書

次に、品目カタログ。
品目パネルの下に、品目カタログの帳票がある。
そこには、品目名と、標準小売単価および、お問い合わせ先(ユーザー名)が記載されている。
品目によりお問い合わせ先を変更したい場合は、別のユーザーで作成した、TradingDataで同じTradingList(データリスト)を開けばよい。[お問い合わせ先]=[登録ユーザー名]となる。
既にユーザー登録した会社内であれば、ユーザー登録手数料は1,000円とする。
商品のイメージは、2つ挿入することができ、その右側に商品説明を記載する。
商品説明は3箇所記載することができる。

※ダウンロードはOFFICE-KATSUYAMAで検索。

2011年10月13日木曜日

受発注データベースソフト-05

今回は、下記について説明する。
1) 納品請求書の作成
2) TradingDataの基本的な使い方のおさらい



1)納品請求書の作成


・納品書と請求書は納品請求書とした
理由は、帳票類作成経費節減のためである。請求権は受注後、納品と同時に発生すると考えられるため、1つの書類で問題はないだろうと判断した。
書類宛先は、発注者である。
発注者は自分と異なる送り主、送り先を指定することがある。しかし、請求先は、発注者である。よって、「納品ました。」「請求します。」という書類は発注者宛でよい。

・宛先の自動チェック
1つの帳票に5件までの取引を計上可能である。
1枚の帳票には、同じ発注者の取引レコードが指定されていなければならないが、転記の際自動チェックを行っている。

・取引レコードの転記と参照
発注所と同様に、取引パネルに表示された情報が、[≫]ボタンで転記される。
また、[≪]ボタンで、請求書の基になる取引レコードを参照する。

・最終調整金額
税込みいくらで、という約束で契約をすることもあるだろうから、端数処理のため、最終的な金額調整も可能にしている。ただし、この調整金額にも消費税が掛かる計算となる。
あくまで、ここは、端数処理であり、大幅な割引などの処理は、取引パネルで行う必要がある。


請求パネル

納品請求書


2) TradingDataの基本的な使い方のおさらい

  1. どの項目でも右クリックで検索できる。
  2. 発行することで、そのレコードの情報を決定し、印刷、他帳票に利用可とする。つまり、発行するまでは、いくらでもレコード情報は修正可能であり、検討中のデータも保存されている。発行していなければ、印刷や情報転記は行われない。発行するには、[Enter]ボタンを押す。
  3. [≫]ボタンで情報転記し、入力ミスを防ぐ
  4. [≪]ボタンで入力した元情報を瞬時に確認
  5. [DispList]ボタンで、リストデータを一発表示
  6. レコードに関連するデータは、レコード専用のフォルダに保存される。フォルダアイコンクリックでフォルダがひらく。
  7. PDF印刷したデータはPDFへのショートカットアイコンがパネルに表示される。

2011年10月11日火曜日

父母の金婚式

父母はThird Life のお手本である。
2011年10月09日 父母の金婚式を無事行うことができた。結婚50周年。孫も高校生になっている。50年間無事に過ごせたということに祝福した。
当日は、糸魚川の温泉(笹倉温泉)で部屋を借りて、宴会をおこなった。晩は、糸魚川のホコ自習館で一泊させてもらった。
プレゼントは、旅行券と、写真立てである。記念には、思い出づくりになるものが良いと、妹のひな子と考えた。また新婚旅行に行けると喜んでもらった。
晴天の良い一日であった。