2018年1月27日土曜日

株式指標の時間的推移について

X時間-Y株価 のチャートは普段目にしている。別の側面として、
X軸に出来高指標VoIY軸に株価指標ChIとして時間的推移を見てみる。
VoI=短期出来高平均÷長期出来高平均 長いスパンの中で、現在出来高の大小を示す
ChI=短期株価平均÷長期株価平均×10   長いスパンの中で、現在株価の大小を示す

(1) 6506安川電機 期待のロボット銘柄                                                                  
図1-1 X:日付-Y:株価


図1-2  X:VoI Y:ChI (12/1~1/26)

図1-2をクリックして拡大してみてほしい。年末はVoI,ChIともに下落し、年明けからVoI,ChIともに上昇してることが見て取れる。そして、1/23からVoIが上昇しつつChIは下落に転じていることがわかる。1/23 決算発表を行っている。その内容が期待よりも良くなかったためである。

(2) 7012川崎重工業 軍事的緊張の高まり、ニューヨーク地下鉄車両1600両受注
図2-1 X:日付-Y:株価


  図2-2  X:VoI Y:ChI (12/1~1/26)

川崎重工は、12月初旬からほぼ下落なしに推移している。途中出来高の増減の波をこなしながら、軸ザクと上昇していく様子が、図2-2より読み取れる。クリックして拡大してみてほしい。図2-1で途中株価が断絶的に上昇しているのは、株式併合により、1:10で株価が上昇しているのである。それまでは、単元株数が、1000株であったが、その後は、100株となっている。

(3)6864NF回路 量子コンピューターのテーマ株                                                    
図3-1 X:日付-Y:株価
                    
図3-2  X:VoI Y:ChI (12/1~1/26)

現在量子コンピュータもテーマとなっており、NF回路もテーマ銘柄の一つである。
昨年11/20にはNTTが量子コンピューターを一般に無償公開とのニュースが出たところで、株価が一段高となった。その後時が立つにつれて、出来高、株価ともに下降してきたが、1/25 昼の11:20 業績発表を行ったところ(上方修正)その日にストップ高となり、翌日も上昇が続いた。反時計回りに推移している。

(4)7779サイバーダイン 介護ロボット ※FDA承認取得 今後が期待される。
図4-1 X:日付-Y:株価
                  
図4-2  X:VoI Y:ChI (12/1~1/26)

昨年12/19 サイバーダインが米国FDAより介護ロボットのFAD承認が得られると、株価は急騰した。図4-2にあるように時とともに反時計回りに推移している。12/25をピークに確定売りもでて、しばらく下落基調にあったが、1/24以降は、出来高、株価ともに上昇に回帰している。決算の予定は2/14であるから、それに向けて、仕込みが始まったのであろうか。

(5)6723ルネサス 車載のAIとして自動運転・電気自動車のテーマ株                  
図5-1 X:日付-Y:株価
                    
図5-2  X:VoI Y:ChI (12/1~1/26)

今年の大きなテーマ株の一つと思われるが、このところさえない値動きをしている。
図5-2は不思議なパターンを描いている。珍しく時計回りである。下落基調にある場合、時計回りになるのだろうか。12/22~12/29は出来高が減少しながら、株価は上昇するという、珍しい動きをしている。下げすぎで、買いが入っているのだろうか。

以上の傾向より、下記仮設を立てる。
仮説
X:VoI Y:ChIチャートを見ることで、銘柄株の現在の推移の位相が読み取れる。
理由
1.株価盛衰のサイクルは、約20営業日のようだ。
2.X:VoI Y:ChIチャート、上昇基調の時反時計まわり、下降基調の時時計まわりに動いている。
3.川崎重工のように上昇が激しい場合は、下降しないので、ギザギザに動き。下落が激しい場合も、同様にギザギザに動く。

チャートはStockFinderで作成した。




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