2014年4月29日火曜日

なぜ仕事に打ち込むのか

同じ『仕事力』には稲盛和夫の言葉も収録されている。

以下、抜粋

揺らぐことのない座標軸を手に入れよ


私はどんなときも人を支えるのはその人なりの哲学、生きていくうえでの座標軸であると考えています。一度それについて真剣に考え、創り上げあなたの生き方の中心にきちんと据えておく。自分の身に何が起きても、自信を持って判断できる生き方の基準、つまり哲学を持っていてほしいと思います。
 たとえば仏教では、「六波羅蜜」という六つの修行を説いています。
人を思いやる「布施」、戒律を守る「持戒」、一生懸命努力を続ける「精進」、耐え忍ぶ心の「忍辱」、心静かに自分を見つめる「禅定」、そしてそれらが身について至る「智慧」。
迷い、挫折し、先行きが見えないと思ったとき、今の自分はどうすればいいか。こういう教えが力を貸してくれます。
 なぜ仕事に打ち込むのか。地位を上げ、お金を稼ぐことが本当にあなたの最終的な目標なのでしょうか。仕事に励んでいるすべての人に考えてほしいのは、働くことにはそれ以上の目的があるということです。私は、利他」の心を持ち仕事に打ち込んでいくなら、必ず素晴らしい人生を歩めると信じています。

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