2012年1月1日日曜日

景気の波11-IndexSimulator


株価変動を読むための指標は、銘柄や時期によって異なる上に、指標頼みのみの投資ではうまくいかない。
プレイヤー(ユーザー)の自己責任による判断が重要であることを重ねて念を押しておく。

本稿および、ソフトは、各種指標の特性を理解するための一助となることを目的としている。

■ChangeIndex

ChangeIndexは私が名前を付けただけであって、二つの移動平均線による指標のことで、一般に用いられている。
長期間の移動平均に対して短期間の移動平均の乖離する方向が、市場の方向を示し、それにしたがって運用することが多い。


  • 長期移動平均と短期移動平均が一致したときは、ChangeIndexはゼロとなる。
  • 長期移動平均よりも、短期移動平均が高いときは、ChangeIndexはプラスを示す。
  • 長期移動平均よりも、短期移動平均が低いときは、ChangeIndexはマイナスを示す。


長期移動平均線と短期移動平均線が交差するポイントが、市場の方向が変化するポイントとなる。



以下に、銘柄コード8933の値動きの激しい時期と、最近の値動きの少ない時期における、過去のデータを基にした、考察を載せる。

値動きの激しい時期

値動きの少ない時期




プレイヤーは、ChangeIndexを使用する際は、下記にも留意するとよいのではないだろうか。各自の責任による判断で運用してもらいたい。

  1. 長期移動平均線が上向き勾配で、ChangeIndexがプラスの時に株を保有するとよいのではないだろうか。
  2. ChangeIndexによる資産Indexのボトムラインを予測ラインとして直線で描き、資産Indexが予測ラインを下回ったときが手仕舞いのタイミングとなる。
  3. 長期移動平均線が下向き勾配の場合は、ChangeIndexがプラスになってもプレイヤー(ユーザー)は実際の買い執行は失敗に終わる可能性が高い。

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※2015/12/5よりIndexSimulator は改定を重ね、新ソフトウェアStockFinderとして再リリースした。
再リリースの主な項目は以下の通りであるが、コードのほとんどを書き直したため、高速化するとともに、操作性も全く別のものに改善された。
1)チャートワークシート、インターネットデータ取得シートを本体ソフトウエアからの分離による、ファイルの肥大化防止。
2)指標連動性の分析機能追加



概要紹介ページ
http://katsuyama-shin.blogspot.jp/2015/12/stockfinder.html
公開ページ
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/business/se511919.html

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