石油関連株と原油価格の連動性はどうだろうか
下記は、1662 石油資源開発Chi と WTI原油価格連動型上場投信託Chiとの連動性を散布図に表示したものである。
Chi は (短期移動平均 - 長期移動平均 ) ÷ 長期移動平均 で求めている。
ここでは、短期を5日 長期を40日としている。
日付を線でつなぎ、日々の動きを目で追えるようにした。水色の線は相関線である。
α:切片 β:傾き Correl:相関係数
α=0.08 β=0.51 Correl=0.67
見事な相関を示している。石油元売り会社は備蓄石油の評価額が原油安により低下するため、それが営業益に跳ね返るため、株価に影響しているのである。
石油資源開発は、国内にも油ガス田を所有している為、WTIの価格と株価の連動性はわかりやすい状態となっている。
現在は、左下1/15の位置にある。まだ、下げ止まりの様子はみせていないと思われる。
2月のOPEC臨時総会直前までは底を打たないのではないか。
対して、9432-NTT はWTIとの相関はあまりないようである。もっともNTTは経営方針転換によって、このところ好業績独走中である。
α=-0.07 β=-0.22 Correl=-0.34
今年の9月インフルエンザ特効薬を開発した塩野義製薬もWTIとの連動性は低い
α=0.08 β=-0.31 Correl=-0.23
-----------------------------------------もっと長期間でみてみると----------------------------------------------
α=-0.04 β=0.32
Correl=0.48
石油資源開発-WTI Chi散布に昨年(2015)の3/17日からのデータを表示してみるとなかなか面白いことがわかる。描かれた相関線からの離れが大きくなると引き戻されるということ。描かれた相関線の端から端までを行き来するように、日を追うごとに運動していること。季節連動性については、もう少し長期間のデータを確認した方がよいかもしれないが、1月8月が悪く、10月5月がよいのかもしれない。石油の国内消費のこれからの高まりの期待が繁栄されているのだろうか。
「株を買うより時を買え」 という格言があるが他の銘柄についても調べてみる価値は有りそうだ。
チャートはStockFinderで作成。
0 件のコメント:
コメントを投稿