2013年10月4日金曜日

自分の環境の中に幸福を感じ、それを育てていく

童話に出てくる悪いおじいさんには、ほかの人の成功をうらやんで、真似をして、失敗するというパターンが多い。
これらの童話は何を示唆しているのだろうか。
真似をするな 二番煎じはうまくいかないという教訓であろうか。

はなさかじいさん
おむすびころりん

など、
しかし、人類の進歩は人の成功を真似して、さらに発展させることによってなされてきたともいえるだろう。著作権の侵害はいけないことであるが、踏み台にして、一歩先の技術を世に出せばよいのである。
したがって、真似は必ずしも悪いことではないはずだ。むしろ推奨すべきことである。真似はいことだ。とすると、悪いおじいさんの何が悪いのかというと。ほかの人の成功をうらやむという気持ちではないだろうか。童話は、うらやむということをいさめているのである。いま、ここにある環境が幸せであり、それを大切にしていくことが、自分の人生を豊にしていくことなのだ。

うらやむという気持ちは、現在の自分の環境に不満を感じて、欲望を膨らませることから発生するものと思われる。

うらやむ ということは、人間の煩悩から発するものであるが、 それを捨てて、自分の環境を大切にしなければならない。

環境とは、職場や学校 や 出会い 人間関係 経済環境 などではないだろうか。
一番大切なことは、 自分の環境の中に幸福を感じ、それを育てていくことなのである。

これは、うまくいっていないひとのための教訓ではない。
スティーブジョッブズは、自分の両親は誰なのかわからなかった。
だからと言って、他人をうらやむ人生を送っただろうか。
そうではない。自分の環境の中に幸福を感じ、それを育てていったのだ。



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